こんにちは、機械学習の講師をしている尾宮です!
本記事では Python における変数の基本を解説しています。抑えておきたいポイントをサンプルコードとセットで紹介!
変数について理解を深めたい方の参考になれば幸いです。

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実行環境
- Google Colaboratory
- Python:3.92
変数とは?

変数とは、数値や文字列などの値を格納できる名前が付いた入れ物です。変数に値を格納したり、更新したりすることで、計算結果を一時的に保持できます。
変数の名前は、変数名といいます!
変数に値を代入する方法
変数に値を代入するときは、=
の記号を使います。サンプルコードは以下の通りです。
# 数値 3 を代入
a = 3
# 文字列「Hello, World!」を代入
b = 'Hello, World!'
# 数値 100 を再代入
a = 100
サンプルコードのように、変数 a
は、入れ物であるため、再代入すると、値が変わります。
また、文字列を変数に格納する際は、'
(シングルコーテーション)、もしくは "
(ダブルコーテーション)で囲みましょう。
=
は、数学的な意味である =
(等しい)とは異なり、代入を意味します!変数の値を確認する方法
Google Colab で、変数に代入した値を確認する方法は2つあります。
- 変数をセルに記述し、実行
print(変数)
関数を実行
サンプルコードは以下の通りです。
# 数値 3 を代入
a = 3
a
# 実行結果
# 3
# 数値 100 を再代入
a = 100
print(a)
# 実行結果
# 100
print(変数)
のように Python には予め多くの関数が定義されています。
そのような関数を組み込み関数 (built-in function) といいます。
実は、変数を実行した時と
print(変数)
を実行した時では、挙動が異なるケースがあります。
詳細については、下記事をご覧ください。
参考
2. Python 入門 2.3. エスケープシーケンス — ディープラーニング入門Chainer チュートリアル
変数名の決め方
変数名は基本的に自由に決定できます。しかし、他の方々や未来の自分が理解しやすいように、わかりやすい英語、かつ英単語をベースに変数名を付けるのが一般的です。
- ○(英単語):age
- △(ローマ字):nenrei
また、アルファベットの大文字と小文字は区別されます。以下、サンプルコードです。
a = 1
A = 'kikagaku'
print(a)
# 実行結果
# 1
print(A)
# 実行結果
# kikagaku
スネークケースとは dog_name
のように、単語は全て小文字、かつ単語と単語を _
(アンダースコア)で繋げる命名規則になります。
詳細は Python コードのスタイルガイドがまとめられている PEP: 8 をご覧ください!
参考
はじめに — pep8-ja 1.0 ドキュメントPEP: 8 公式
不適切な変数名
ただし、エラーが出る変数名もあります。以下、NG 集です。
- 変数名の頭文字が数字のとき
_
(アンダースコア)以外の記号を使用しているとき- 予約語(Python の文法上、すでに意味がある単語)を使用しているとき
まず、変数名の頭文字が数字のとき、エラーが出力されます。
例えば、ab12
という変数名は大丈夫ですが、12ab
や 999
は頭文字が数字なので、エラーとなります。
# OK
ab12 = 'kikagaku'
print(ab12)
# 実行結果
kikagaku
# NG
12ab = 'kikagaku'
# SyntaxError: invalid syntax
# NG
999 = 'kikagaku'
# SyntaxError: can't assign to literal
また、_
以外の記号は変数名に使用できないので、注意しましょう!
# NG
*a = 100
# SyntaxError: starred assignment target must be in a list or tuple
b- = 30
# SyntaxError: invalid syntax
そして、変数名として予約語も使用できません。予約語とは、Python の文法上、すでに意味を持つ単語です。例えば for
や if
などが挙げられます。
その他、予約語を確認したい方は、公式をご覧ください!
参考
2. 字句解析Python 3.9.4 ドキュメント
for = 1
# SyntaxError: invalid syntax
if = 'kikagaku'
# SyntaxError: invalid syntax
最後に
本記事では Python の基本となる変数について解説しました。以下、まとめになります。
- 変数とは、名前のついた入れ物
- 変数の値を確認する方法は、変数名を最後のセルに記述し実行 or
print(変数)
を実行 - 変数名の決め方には、基本的なルールあり
変数はプログラミングを行う上で、ほぼ必ず使用しますので、しっかりと理解しておきましょう!
もし忘れてしまったら、本記事を思い出して再度復習してみてください。
Python 学習している方々のお力添えになれば幸いです!
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