DX Blog
【テストあり】G検定の難易度はどれくらい?他の資格との違いは?
G検定とは?
ビジネスマンとして新たなスキルアップを狙う時、どのような資格を検討するでしょうか?
近年は AI のスキルに興味を持つ方が増えてきており、その中でも G検定の取得を検討されている方も多いです。この記事では G検定とはいったいどのような検定なのか、難易度はどれくらいなのかについてみていきます.
主催団体は?
まず、G検定を実施している団体についてみていきます。
G検定は日本ディープラーニング協会(通称 JDLA )が実施する資格の一つです。 JDLA はディープラーニングに関わる専門家が中心となって活動しており、理事長は東京大学大学院工学系研究科教授の松尾豊氏が務めています。
また、JDLA は Di-Lite(デジタルリテラシー協議会)に参画する団体の一つです。
機械学習とは?
G検定では「ディープラーニング」についての知識が問われます。 ディープラーニングとは日本語で深層学習のことで、人工知能、AI の技術を構成する機械学習の手法の一つです。 機械学習とは顔認証やメールの自動仕分けなど、AI に用いられている技術のことです。
G検定を取得するメリットは?
G検定を取得することはどのようなメリットがあるでしょうか?
ひとつには G検定を取得することでディープラーニングの知識を客観的に証明することができます。 具体的には JDLA のロゴを名刺に記載することが可能です。ディープラーニングの基礎知識を有していること、事業に活用する能力や知識を有していることを、客観的に証明することができる資格といえます。 よって例えば転職活動で AI について学んでいるモチベーションの高さを示すことが可能です。
G検定の合格率はどれくらい?他の資格と比較して難易度は高い?
G検定の合格率についてみていきましょう。他の資格と比較して、どれくらいの難易度があるのでしょうか。
G検定の合格率を他資格と比較
(G検定の合格率 出典: https://www.jdla.org/)
上の図を確認してみましょう。こちらは JDLA が公開している G検定の合格者数と、不合格者数です。 ここから確認するかぎりでは、G検定の合格率は約 60 %ほどだといえます。資格として有名な簿記三級はだいたい 40 %前後で、宅建士は約 20 %です。同じ IT 関連の資格として有名な情報処理技術者試験の合格率は 30 %ほどです。 (※ただし、近年は合格率が増加傾向にあります)
こうして比較してみると、G検定は主要な資格試験の難易度と比べて低い方だといえます。それでも、不合格になる受験者もいることはたしかですから、しっかりと学んだ上で受験する必要があります。
検定の対策テストを体験する
では、G検定ではどのような問題が出されるのでしょうか?
キカガクの e ラーニングサービスには無料で受験できる「G検定対策テスト」があります。
こちらの問題を体験してみましょう。
G検定の問題例 1
Q.人工知能という言葉に関する以下の文章のうち、適切ではないものを選択肢から1つ選びなさい。
- 人工知能という研究分野について明確な定義を定めるのは難しいが、研究対象が知能か知能以外かで切り分けることができる。
- 人工知能によって新しいことが実現され、その原理が分かると「自動化であって、知能ではない」と捉える人間の心理を AI 効果という。
- 人工知能とは、お掃除ロボットや自動運転自動車のように、周囲の状況によって行動を変えるプログラムのことであるという考え方を「エージェントアプローチ」という。
- 古典的な AI とは、電化製品のように全てのプログラムがあらかじめ決められており、その通りに動くプログラムを指し、制御工学やシステム工学とは関係がない。
G検定の問題例 2
Q.以下の文章を読み、空欄(A)に当てはまる選択肢を 1 つ選びなさい。
人工知能という言葉は、1956 年のダートマス会議において (A) によって初めて使われ、その後学術的な研究分野として認められていった。
- マーヴィン・ミンスキー
- ジョン・マッカーシー
- ハーバード・サイモン
- クロード・シャノン
以上のように G検定ではディープラーニングや人工知能、AI についての周辺知識が問われます。
まとめ
この記事では G検定の難易度や問題についてみてきました。G検定はあくまでジェネラリスト向け、つまりビジネスマン向けの資格です。AI の実装能力について問われる問題はありません。もしも、G検定だけでなく AI、ディープラーニングの実装に興味があるかたは同じ団体が実施している E資格についても取得の検討をしてみるのもよいかもしれません。
キカガクでは、無料の「G検定対策テスト講座」をご用意しております。
その他にも、「脱ブラックボックスコース」や「Python & 機械学習入門コース」、「ITパスポートコース」等様々な無料コンテンツがございますので、ご興味がございましたらぜひ確認してみてください!
関連記事
新着記事
2025.06.20
【AI 技術導入ガイド】製造業の生成 AI 活用で劇的変化!活用事例からメリット・注意点まで徹底解説
2025.06.19
【AI 技術導入ガイド】音声認識 AI とは?業界別活用事例と導入のメリット・注意点を紹介
2025.06.16
【AI 技術導入ガイド】ChatGPT では実現できない!企業向け生成 AI 活用のためのクラウドソリューション導入ガイド
2025.06.16
【AI 技術導入ガイド】クラウドソリューションとは?基礎知識から導入までの企業向け解説
2025.06.16
【AI 技術導入ガイド】画像認識 AI とは?活用事例と注意点もご紹介
2025.06.13
【AI 技術導入ガイド】異常検知AIとは?活用事例と注意点もご紹介
2025.06.12
【AI 技術導入ガイド】AI-OCRは次のステージへ。生成AIで進化する文書処理の未来とは!
2025.06.12
【AI 技術導入ガイド】AI-OCRとは?AIで紙書類のデータ化を自動に!活用事例と導入のメリットを紹介
2025.06.12
【AI 技術導入ガイド】Dify とは?ノーコードで AI アプリ開発!活用事例と導入のメリットを紹介