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【育成と可視化をセットで行う】キカガク for Business とは?
キカガク for Business は、DX 人材の定量評価と育成が同時にできるサービス
結論
キカガク for Business はキカガクが提供する学習管理システム (LMS) と人材の定量評価システムが組み合わさった DX 人材ラーニング・アセスメントプラットフォームです。
具体的には、キカガク for Business で次の事が可能です。
- キカガクの eラーニングコンテンツの受講
- 受講生の学習進捗管理
- 研修効果測定・DX 人材のスキルを定量評価するアセスメント
つまり、eラーニングによる DX 人材の育成や学習管理だけでなく、育成効果を最大化するための研修の効果測定ができます。
さらに、DX 人材のスキルやマインドを定量評価することで、DX 人材についての現状把握から、DX 推進における人材面の課題把握や戦略へ活かすことが可能となります。
eラーニングアワード「AI 人材育成特別部門賞」受賞
このキカガク for Business は、eラーニングアワードの「AI 人材育成特別部門賞」を受賞しています。
株式会社キカガクが提供する AI 人材育成プラットフォーム「キカガク for Business」が第 18 回 e ラーニングアワードにて「AI 人材育成特別部門賞」を受賞
この eラーニングアワードとは、一般社団法人 オンライン教育産業協会による経済産業省・文部科学省・厚生労働省・総務省の4つの大臣賞もある eラーニングを活用したコンテンツ・サービス・ソリューションの中からとくに優れたものを選出する、教育をテーマとした日本最大級のアワードです。
キカガクのこだわり
キカガクは、「あるべき教育で人の力を解放する」というミッションを掲げている教育・人材育成の会社です。採用においてもビジョン採用を徹底していおり、教育や人材育成について思い入れが強いメンバーが集まっております。
そんな教育への想いが強すぎるが故、ご提供している研修についても「学んだ人の活躍」までを見据え、「現場での活用」にこだわった効果のある DX 研修を提供し続けています。
その効果ある研修を行うには、育成の課題把握と研修効果の定量評価が重要だと思っております。
そこでキカガク for Business には本ページ後半でご紹介する 3 つのアセスメントサービスをご提供しております。
キカガク for Business で eラーニングを受講する
まずはキカガク for Business の eラーニングをご紹介します。
キカガク for Business では何を学べるのか
キカガク for Business でご受講いただけるコースは、下図の研修ロードマップにおける「eラーニングベースの研修」でご提供しているコースになります。
つまり DX リテラシーの基礎を構成する入門編からディープラーニングの応用系のコースまで幅広く学ぶことができます。
eラーニングでないコースは受講できないのか
ほしいコースが eラーニングにない、またあるけど内容の一部をカスタマイズしたいという方もいらっしゃると思います。
キカガクではカスタマイズ研修を実施しており、例えば次のようにeラーニングのコンテンツの中身をカスタマイズすることができます。
- eラーニングの講義内容に新しいものを加えたり、逆に削除する
- 新しい eラーニングコースをゼロから作成する
当然上記のカスタマイズをすることにより料金は代わりますが、企業の育成課題に合わせて本質的な解決策となる研修をご用意することが可能となります。
また新規カリキュラムを作成する際は、企業のご担当者様と綿密に何度もすり合わせを行うことで、御社に適したeラーニングコンテンツを作成します。
キカガク for Business の受講生にとってのメリット
次に、受講生目線からみたキカガク for Business のメリットをご紹介します。
1. ダッシュボードや研修スケジュールで現状の状況を確認できる
受講生画面では、自分がいつどんな研修を受講するのかを「研修スケジュール」で把握できます。
また多くの企業ではライブオンやオフライン研修と eラーニングを組み合わせることが多いため、eラーニングだけでなく、その他の研修もひと目で確認することができます
下図:研修スケジュール
また、コースごとに動画やテストをどこまで学習完了したのか、ということがひと目でわかるものが「ダッシュボード」になります。
下図:動画・テスト進捗
2. 動画、または動画+資料で学習する
動画学習のみの eラーニングだけでなく、下図のように資料と動画を組み合わせたコンテンツもご用意しています。
特にプログラミングを行うコースでは、手を動かして学習するハンズオン形式で実施します。
3. テストでアウトプットを行い、習熟度を高める
また、インプットするだけでなくアウトプットの機会としてキカガクオリジナルのテストシステムを導入しております。
通常の理解度テストのように、研修でやった内容を復習するような選択式のテストももちろんあります。
ただし、キカガクのテストシステムでは、このセクションを完了した人はこのぐらいのレベルになっている必要があるという人材像から逆算し、その人材に必要な知識やスキルを求める形式でテストを設計しております。
その結果下図のように、選択式ではなく自らモデルを作成し回答してもらうといったような高いレベルのテストもご用意しています。
下図:テスト画面
4. 学習継続カレンダーやランキングでモチベーションを高める
また、どれくらい継続して学習が続いたわかる「学習カレンダー」や修了したコースがわかる「コース修了証」がダッシュボードに掲載されます。
さらに、「コース受講者のランキング」が掲載され、自分の学習進捗を全体と比較することも可能です。
こういった仕掛けによって受講生のモチベーションを保つ仕掛けを施しています。
下図:ダッシュボードの学習カレンダーと修了コース
ただし、一番モチベーションを高めるのはコース自体のわかりやすさや面白さです。
もし導入にあたりキカガクの eラーニングを体験したい方は下記よりお問い合わせください。
キカガク for Business で受講生の学習を管理する
管理者画面では、次のようなことが可能となっています。
- 学習進捗状況の一覧(コース別/受講期別)
- 個別の学習進捗状況(動画完了数/ テスト完了数 / 理解度)
- レポート用 CSV ダウンロード
- メンバーの追加・削除(権限管理含む)
- 研修スケジュール管理機能
下図:学習進捗状況の一覧
受講生のアップロードや登録グループごとの学習進捗レポートのダウンロード等も csv 形式で簡単に行えます。
ただし、管理者にとってのキカガク for Business の魅力は学習進捗管理だけでなく、次のアセスメントにあります。
キカガク for Business で研修効果・DX 人材スキルを定量評価する
キカガク for Business は、次の 3 つのアセスメントをご用意しています。
- 全社員向け DX リテラシーアセスメント
- 推進人材向け DX 推進スキルアセスメント
- データサイエンティストのスキル可視化
下図:各アセスメントの位置づけ
全社員向け DX リテラシーアセスメント
まずは、全社員向け DX リテラシーアセスメントをご紹介します。
こちらは経済産業省によるDXリテラシー標準に準拠したアセスメントサービスです。
全社員の知識力・思考力・マインドセットを定量評価でき、組織や部署平均、前回比較等も可能です。
下図:DX リテラシーアセスメントのダッシュボードとテストページのイメージ
推進人材向け DX 推進スキルアセスメント
次に、経済産業省による DX 推進スキル標準に準拠した、実際に DX を推進する人材に求められる DX 推進スキルアセスメントです。
DX 推進スキル標準の共通スキルリストの項目をテストし、DX 推進スキル標準における 5 つの人材類型をベースにビジネス変革・データ活用・テクノロジー・セキュリティ・パーソナルスキルを計測します。
下図:DX 推進スキルアセスメントのダッシュボードとテストページのイメージ
この DX リテラシーアセスメントと DX 推進スキルアセスメントを組み合わせることで、デジタルスキル標準に照らし合わせた、自社の DX 人材の現状把握が可能となります。
データサイエンティストのスキル可視化
こちらのスキル可視化はデジタルスキル標準ベースのアセスメントと異なり、下図のように 5 つのスキル軸と 3 段階のレベルでスキルの可視化を行うサービスです。
下図: データサイエンティストのスキル可視化の 5 つのスキル軸と 3 段階のレベル
また本サービスの特徴として、単なる技術の知識テストだけでなく、実践力も計測する独自のテストを用います。
これにより、データサイエンティストに求められる力を知識だけでない実践力でも評価することが可能となっています。
学習管理システムとアセスメントが揃うことで初めて人材の育成サイクルが回る
学習システムだけでは、研修効果や人材の現状把握ができません。
また、アセスメントだけでは、現状把握ができても、その先に繋がる施策が取れません。
キカガク for Business はそういった課題を解決するために、 現状把握、選抜、育成、評価を一気通貫でできるサービスとなりました。
一気通貫でできるので、例えば次のような育成サイクルを構築することができます。
ステップ | アプローチ |
---|---|
Step.1 | 全社向け DX リテラシーアセスメントで現状を把握する |
Step.2 | eラーニングでリテラシー教育(また研修効果を 1 で計測) |
Step.3 | 全社向け DX リテラシーアセスメントで専門人材として育成する人材の選抜 |
Step.4 | 基礎・応用研修で技術知識と実践力を育成 |
Step.5 | データサイエンティストスキル可視化で知識と実践力の効果測定 |
Step.6 | 十分力がついた領域を問題解決型研修で現場の課題や実データを活用した研修で実務に活かす |
Step.7 | 不足領域があれば、再度基礎・応用研修を実施 |
Step.8 | 現場で活躍できている人材の要素を人材定義にフィードバック |
Step.9 | 進化版人材定義をベースに DX を推進できる人材を 2 のタイミングで評価(DX 推進スキルアセスメント) |
Step.10 | 更なる現場で活躍する専門人材の候補の選抜 |
上記のサイクルを回すことで、DX 人材の育成だけではなく、DX を通して活躍できる人材の要素とそうでない要素を明確にすることができます。
その活躍できる要素を発見し、その要素を育むことができる組織体制の構築こそが、ビジネス環境の変化にも対応できる組織体質を作る重要なポイントになるのかもしれません。
もちろん上記のサイクルをはじめから回すのは難しいですが、まずは現状把握から行うことも良いかもしれません。
現在、このアセスメントサービスの無料デモを行っておりますので、もしご興味があればご参考にしていただけますと幸いです。
目次
- キカガク for Business は、DX 人材の定量評価と育成が同時にできるサービス
- 結論
- eラーニングアワード「AI 人材育成特別部門賞」受賞
- キカガクのこだわり
- キカガク for Business で eラーニングを受講する
- キカガク for Business では何を学べるのか
- eラーニングでないコースは受講できないのか
- キカガク for Business の受講生にとってのメリット
- キカガク for Business で受講生の学習を管理する
- キカガク for Business で研修効果・DX 人材スキルを定量評価する
- 全社員向け DX リテラシーアセスメント
- 推進人材向け DX 推進スキルアセスメント
- データサイエンティストのスキル可視化
- 学習管理システムとアセスメントが揃うことで初めて人材の育成サイクルが回る
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