【事例:全社向け研修】住友ゴム工業株式会社:中期計画達成にむけて全社向け DX 人材育成を実施

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【事例:全社向け研修】住友ゴム工業株式会社:中期計画達成にむけて全社向け DX 人材育成を実施

住友ゴム工業株式会社は中期経営計画にて、成長事業の基盤強化のため2025年までに 3,500名の DX 人材を育成する方針を掲げています。

それに当たり、全社へ向けたリテラシー研修と DX を推進する人材の育成に取り組んでいます。

その全社員及び DX を推進する人材の育成をキカガクが支援しており、今回住友ゴム工業株式会社の DX 人材育成と今後のビジョンについて、経営企画部デジタルイノベーション推進グループの金子様にお伺いしました。

インタビュイー

部署

金子様

経営企画部 
デジタルイノベーション推進グループ
兼 製造 IoT 推進室

*上記はインタビュー当時の情報になります。

導入の背景と人材育成の課題

中期計画として、DX 人材の育成を強化

DX 人材育成を進めることになった背景はどういったものがありましたか?

当社の中期計画において、事業を成長に繋げていく為の DX 経営を実践していくべく、基幹システム刷新をはじめとした各種 DX 施策を進めており、2025年の完了を目指しております。

それらの基盤から価値を生み出し、事業成長に繋げるために、デジタルを扱える人材を増やすことが必須です。そのような背景から、全社で DX 人材育成を進め、DX 経営の実践を目指すべくスタートしました。

下図:住友ゴム工業株式会社 新中期計画について 2023-2027年

出典:新中期計画について

全社員のリテラシーレベルをもう一段階上げていく必要性があった

研修前に、DX 人材育成における課題はありましたか?

会社として DX に向けた経営方針が既に出されていることもありますが、さらに事業を成長させていくために人への投資も重要だと思っています。

例えば、今後いかに良い最新ツールを導入しようと、それを使って価値を生み出すのは人になります。ビジネス変化が早い環境では、現状は問題ない状態だとしても、特に何も対策しなければ今後その差が更に大きくなってしまうかもしれません。

そこで、当社が将来的に更にレベルアップする意味でも、デジタル化やデータ活用の基本知識、その思考方法や意識といった一般にリテラシーと呼ばれる部分の育成を実施していく必要があると思っています。
さらに、DX でどのような方向に進み、どう変わり、変わった後どうなっていくのかを各社員が深く理解し、実践していくことも重要だと感じています。

つまり、当社がより競争力を更に高めていく上でも、全社員のリテラシーのレベルをもう一段階上げていく必要があるというところが人材育成に着手する前に感じていた課題でした。合わせて、その先の DX を推進できるスキル要件を満たした人材が不足していたということも課題でした。

研修企業の検討軸とキカガクを選んだ決め手

育成方針にあった研修を実施してくれるかどうか

研修サービスを比較検討する際に大切にしていたポイントはありますか?

まずは、当社で策定した必要な人材育成の要件や教育コンテンツとのマッチ度になります。

当社において、DX リテラシーという全社員向けのベースとなるようなトレーニングその上にビジネスコア・プロ(データサイエンティスト)・データエンジニアという 3 層の人材を配置して、それぞれの強みを持った人材を育成、更に各人材がコラボレーションして価値を生み出すという形を検討し、決定しました。

下図:住友ゴム工業株式会社におけるDX 人材のイメージ

育成方針にマッチした研修コンテンツやカスタマイズ、将来の育成ビジョンへの共感

キカガクを選んでくださった理由を教えていただけますか?

キカガクさんは、上記の必要なコンテンツを充分にお持ちだったこと内容のカスタマイズが出来るという点研修自体が非常にわかりやすいというメンバー全員の評価でした。また内製化支援を含めた様々な形でサポートが可能という点が大きかったです。

私たちはリテラシーコースで DX の知識を得るための eラーニングだけでなく、そこで学習した内容をアウトプットして習熟度を高める DX 体験ワークショップという全社員向けの研修を行っています。

このワークショップでも、開始前にどのような内容が良いかを共にディスカッションでき、当社にあったカスタマイズを行っていただきました。

このように各コンテンツにおいてアウトプットの研修があり、導入に際してカスタマイズを柔軟に対応いただける、さらに eラーニングのコンテンツも豊富にお持ちだったことは社内でも評価が高かったです。

最後に、今後も私たちが目指していく方向や内製化へのビジョンに共感し、その達成に向けて一緒に寄り添ってくれるように感じたことが大きかったです。

導入研修の評価

本章では、現在実施中のリテラシーコース及び専門人材コース(ビジネスコア・プロ・データエンジニア)に分けて、実際の受講生の声やその後の活用についてお伺いしました。

リテラシーコースの評価:研修のわかりやすさ、そして早速実務活用の芽も

リテラシーコース:社内での評価はいかがですか?

まずは、説明がわかりやすいという評価が多く、また質問に対して丁寧に答えていただけたというところが、私が受け取った声やアンケートから見た声で一番多かったところです。

また、DX リテラシーの人材育成を通して、各部署・各個人が「DXとは何か」、「どうすればいいのか」を考えるきっかけを作ることができたと感じています。

さらに、全員が全員そうしているわけではありませんが、実際に業務への活用に繋げていく取り組みも始まっています。

例えば、DX 体験ワークショップにて AI を使った弁当店の注文予測のシミュレーションを行うのですが、自分たちも作れるかもしれないと、参加者の一部から部材の予測ができるシミュレーターをつくる提案が出るなど、早速実際の活動にも繋がりはじめています。

また、実際に参加したメンバーからの声として以下のようなコメントをいただいてます。

eラーニングだったのでどこでも受けることができますし、データサイエンスや AI、IoT、クラウドなどの初歩的なところから全体像を学習できました。レベル感もコンテンツが難しすぎずちょうど良かったと感じています。また DX 体験ワークショップの良かった点としては、デザイン思考などを学べたことと、他の部署の人たちと交流ができたことです。また、シミュレーションを使って「予測ってこういうものだ」を実感できたことも良かったと思います。

専門人材コースの評価:実現場に近い環境でハイレベルなアウトプットを

専門人材コース:社内での評価はいかがですか?

プロコースでは実務的なテーマで 3ヶ月間の PBL 研修(問題解決型研修)を実施しています。PBL 研修では、実務で実施したいテーマを選択して、自分たちでプログラムを開発していく活動を行っています。

参加したメンバーからは、この経験が非常に有益だったという声をよく聞きます。今後は PBL 研修で行った内容を現場へ実装していき、実際の成功事例として作っていきたいと思っています。

実際の業務にどのように繋げていくかという点については、様々な活動の進行が見られています。これらの活動を通じて、各事業部でも自発的に動いてくれている部署があります。今後の課題は、これらの芽をどれだけ花として咲かせていくかということです。

研修中のサポートや運営はいかがでしたか?

講師の方々のサポートで良かった点は、PBL 研修において講師の方々のメンタリングやフィードバックのレベルが高かったことです。

また、非常にコミュニケーションを取りやすい環境づくりや受講生の質問への丁寧な回答を含めたフォロー体制が良かったと感じました。

結果的に、かなりレベルが高い取り組み等もアウトプットとして出てきたりしていました。

下図:研修の評価まとめ

キカガクのアセスメントへの期待

研修効果の測定や今後の学習の参考へ

キカガクのアセスメント・スキルの可視化サービスへの期待などはありますか?

研修を受けただけでは、スキルが身に付いたかどうかを判断するのは難しいと思っています。

その研修を通して獲得した知識やスキルを客観的に測定・可視化することができれば、本人もわかりやすいですし、各自のスキル定着や自身の強み/弱みを知ってもらい、今後の学習の参考にしてもらいたいと考えています。

また、研修の結果やスキルが可視化されることで、個人だけでなく会社としても育成による社内の変化がわかりやすく認識できるようになります。

そういった意味で、個々人のモチベーションアップや、研修や育成の効果測定としてもアセスメントを実施するのは大切だと感じているので、そういった部分を期待しています。

また、これらの結果を基に、スキルを持った人への認定制度を作ることや、まだ先になりますが継続して成長できる仕組みづくりの一環としてのインセンティブなどを検討することも重要かなと感じています。

下図:キカガクのアセスメントサービスのイメージ

DX 人材育成についての想いや今後の展望

ミッション達成やデータドリブン文化醸成のためのコミュニティづくり

DX 人材育成についての想いや今後の展望について教えてください。

当社の中期計画としても、2025年を一つのターニングポイントと位置づけています。

この時点で基幹システムの刷新が行われ、さまざまな DX の施策の芽がでてくる年だと捉えています。その芽を大きくしていき成果に繋げることが出来るようにするために、その前までに現在進行中の 3,500人の育成をミッションとして尽力しています。

さらにこの達成の先に見据えているのは、内製化・自走化できる組織にするために、企業内での学び合う文化を育みたいという想いがあります。

そのために、研修を受けた者同士、またはまだ学び始めていない人々に対しても、自由に教え合い、学び合い、共に成長していけるコミュニティを作っていきたいと思っています。

また、DX 人材育成をスタートする前から、データドリブンな文化をつくっていこうというメッセージを打ち出していました。

DX はデータ活用であり、全員がデータに基づいて意思決定・行動するということが大切だと思っています。これを加速度的に進めていくのが DX やデジタル技術だと考えています。

つまり目指す先のゴール地点の一つとして、データドリブン文化の醸成を目指していきたいと思っています。

最後に

住友ゴム工業株式会社の顧客への提供価値の最大化に向けて、社内をよりデータドリブンな文化・風土にしていく、それを下支えする教え合い・学び合い・刺激し会える組織をつくりたい、という熱い想いがとても伝わるインタビューとなりました。

キカガクも「あるべき教育で人の力を解放する」というミッションを掲げ、新しい教育や育成を行う会社として、特に教え合いや学び合いが起こる組織をつくる金子様達の想いにとても共感し、引き続き住友ゴム工業株式会社の未来を支える人材の育成を全力で支援してまいります。

今後も、研修した知識やスキルの現場への活用から、知見の共有、そしてさらに新しいものを学びたくなる好循環を、金子様達と共につくっていければと思っています。

キカガクでは業界業種問わず 1,000 社以上の企業に導入いただき、DX 人材育成における様々な課題解決をご支援しております。

業界業種多種多様な業界 20 社以上の育成事例もご紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひご参考ください。

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