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DX 検定とは?受験するメリットと難易度、効果的な学習方法をご紹介!
DX (デジタル・トランスフォーメーション)とは
DX が新聞やテレビ、書籍などで紹介されることが増えてきました。しかしながら DX の意味について足を止めてしっかりと考えたことはあるでしょうか?
経済産業省が提唱する定義は次のようになっています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、 顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
引用 : 経済産業省「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」
この定義について誤解を恐れず噛み砕くと、「データとテクノロジーを活用し、ビジネスモデルを始めとした様々な領域で変革を起こして、自社の競争優位性を高めること」と解釈できます。
DX 検定™ について
DX 検定™ とは
これからのデジタル・トランスフォーメーション時代を⽀える、IT 先端技術トレンド (IT) とビジネストレンド (BT) の両面を理解している人材の育成を目指し 2018 年 7 月に創設された検定です。本検定は IT, BT に関する最新知識問題 120 問で構成され、2022 年は 1 ⽉と 7 ⽉の年 2 回実施されます。
項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | 制限なし |
試験概要 | 試験時間:60分 試験内容:知識問題(多肢選択式・120問) 実施方法:オンライン実施(自宅受験) |
受験料 | 一般:6,600円(税込) |
申込みサイト | https://www.nextet.net/kentei/test/application.html |
年当たりの開催回数 | 年 2 回(1 月・7 月) |
実施団体は?
DX 検定™ の実施団体は「日本イノベーション融合学会」です。 学会ではクリエイティブな人材を各業界から集め、相互に強調し合うことによって新しいイノベーションを創出させることを目的とした団体になります。
日本イノベーション融合学会
DX 検定™ を取得するメリットとは?
最新技術についてのリテラシーが高まる
IT 先端技術のトレンドを幅広く体系的に学習できます。聞いたことはあるけれど概念がいまいちわかっていないといったような最新技術への理解が進みます。
特に DX を推進するには全社で取り組む必要があり、その際重要なのがそれぞれのワードに対する理解度を揃えておくということです。
それぞれのワードに対しての理解度を揃えておかないと全社で認識がずれ、プロジェクトが頓挫してしまうことがあります。
DX 検定に取り組むことで最新技術についてのリテラシーを底上げできます。
最新技術のビジネス活用事例を学べる
最新技術を使って具体的に何ができるのか、ビジネス活用事例を学べます。
最新技術について知っていても活用方法がわからなければどのように DX を進めていけばいいのかわかりません。
知識だけではなくビジネス活用事例も学べるのが DX 検定を受けるメリットです。
DX 検定™ の「認定レベル」について
DX 検定™ は 3 つのレベルに分かれたレベル証明書が発行されます。
これは英検のように「合格」「不合格」ではかるものではなく、例えるなら TOEIC に近いといえるでしょう。
それぞれのスコアとレベル、合格率は次のようになっています。
スコア | レベル | 合格率 |
---|---|---|
800 以上 | DX プロフェッショナル | 2% |
700 以上 | DX エキスパート | 7% |
600 以上 | DX スタンダード | 27% |
また DX 検定は TOEIC 等と同様に更新制となっているので「現在も能力を維持し続けている」ことが証明できます。
DX検定の内容
DX 検定の具体的な内容をご紹介します。DX 検定™ のシラバス(計画書)では、DX 検定™ の内容は大きくビジネスと技術の 2 つの分野から構成されます。
ビジネス・技術それぞれで以下の知識が問われます。
ビジネス
分類 | 説明 |
---|---|
次世代ビジネストレンド | 健康や環境、金融、生活に関わるところの最新技術や重要ワードを学ぶ |
戦略・理論 (経営革新としての IT) | 経営とイノベーション戦略から、DX を活用した製品・サービスの概念等、ビジネスイノベーションの概念や理論を学ぶ |
業務 (仕組みとしての IT) | 先端 IT 技術を使用したプロセスイノベーションについての活用事例 |
商品 (商品としての IT) | 先端 IT 技術を使用したプロダクトイノベーションについての活用事例 |
サービス (サービスとしての IT) | 先端 IT 技術を使用したビジネスモデルイノベーションについての活用事例 |
IT機器 (道具としての IT) | 先端 IT 技術を使用した IT 機器・サービスのイノベーションについての活用事例 |
技術
分類 | 説明 |
---|---|
ロボットとスマートマシーン | アバターロボット、ロボット技術やドローン・自動運転などの知識 |
AI とソフトウェア | 機械学習、ディープラーニング、ニューラルネットワークや Python などの知識 |
IoT とハードウェア | CPS (Cyber Physical System), デジタルツインや AI スパコン、IoT デバイス、量子コンピューターなどの知識 |
ビッグデータとデータサイエンス | ビッグデータの種類、ビッグデータ解析、データマイニングやデータサイエンス、アナリティクス(統計解析)、R 言語などの知識 |
クラウドと IT 開発/運用 | シンクライアント、コンテナ型仮想化やOSS(オープンソース・ソフトウェア)、マイクロサービス (Micro Service)、アジャイル開発などの知識 |
サイバーセキュリティとネットワーク | EDR 情報セキュリティ、IoT セキュリティ、マルウェア対策や JavaScript, 5G ネットワークなどの知識 |
このように幅広い分野の学習が可能な検定となっています。
詳細はDX 検定のシラバスをご覧ください。
DX 検定™ のサンプル問題
残念ながらDX検定の過去問は公開されていませんが、公式サイトではサンプル問題が紹介されています。
DX 検定™ で紹介されているサンプル問題を 1 問確認しましょう。
以下は、次世代通信規格「5G(第5世代)」の機能についての記述である。 世界最大の家電・技術見本市「CES」(2019年1月)で、米ベライゾン社のハンス・ベストベリ最高経営責任者(CEO)が、 「5G(第5世代)」と従来の携帯網との決定的な違いとして挙げた8点のうちの4点である。 この記述の中の正しくないものを選びなさい。
- 毎秒100メガバイトを超える「最高速度」
- 時速500キロの移動に耐える「モビリティー」
- 1キロ四方で100万個の端末を接続する「コネクション」
- 5ミリ秒という「超低遅延」
引用:ITBT(R)検定 サンプル問題(https://www.nextet.net/kentei/test/manabi.html)
正解は 1 の毎秒100メガバイトを超える「最高速度」です。
他にも幅広い分野の問題が出題されます。
DX 検定™ の学習方法
e ラーニングで学習する方法
DX 検定™ を学習するためには、e ラーニングや書籍によっての学習が奨励されています。
DX 検定™ の学習には公式が提供している検定準拠 e ラーニング教材「DX Study™」がよいでしょう。DX に関連する幅広い知識を網羅的に学習することができます。
スマートフォンでも学習できるので、通勤時や隙間の時間をみつけて学習を行いましょう。費用は 1 万円です。
検定準拠 e ラーニング教材「DX Study™」
書籍で学習する方法
書籍で DX を体系的に学習するというアプローチもあります。
公式でオススメの書籍が数冊紹介されていますので、こちらも参考にしてください。
DX 検定™ 学び方ガイド
DX 検定™ の申し込み方法
DX 検定™ の申し込み方法は個人と法人で異なりますのでご注意ください。
個人での受験
- 公式 Web サイトの受検申込のページを確認
- 「個人の⽅のお申込はこちら」をクリック
- 各種項目を入力・送信
- 確認メールが届く
- 検定当⽇、メールの案内に従いログインのうえ受検
法⼈の場合
- 公式 Web サイトの受検申込のページを確認
- 「法⼈の⽅のお申込はこちら」をクリック
- 各種項目を入力・送信
- 御⾒積書・ご注⽂書手続きを行う
- 個別に受験日時の指定を行う
- 受検用の ID, パスワード情報、受験案内メールひな形が納品される
- 検定当⽇、メールの案内に従いログインのうえ受検
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