学生の内に英語は学ぶべき?
昨今の著しいグローバル化の波が取り沙汰されてから、日々の英語学習に取り組んでいる学生の数も多いのではないかと思います。私もそういった学生の一人だったわけですが、学生時代を振り返ると英語学習は本当に必要なのかをもやもやしてしまう自分がいたのも事実です。当然英語学習が無意味であるなどということを言うつもりは全くありません(私にとっては必要な学びでした)が、この気持ちを言語化することで今を生きる学生の皆さんに英語を学習する意味についてもう一度考える機会となればと思います。
もう一度学生時代に戻って考えたい英語学習の目的
英語学習に限ったことではありませんが、学習をする上での目的や最終的なゴールは人それぞれ違います。それぞれのゴールをしっかりと理解した上で学習に取り組む必要が必要です。例えば、英語学習において以下の3つのゴールがあった場合、あなたが英語を学習する目的として一番近いものはどれでしょうか?少し考えてみてください。
- 問題無く海外旅行に行くためのコミュニケーション
- 簡単な英語でビジネスのためのコミュニケーション
- 外国人の友人とコミュニケーション
英語はコミュニケーションのツールだから英語を学ぶことは本質的ではないと言う議論もまれに耳にします。確かに上記のゴールで英語は完全にコミュニケーションツールとして機能していますが、それぞれの性質に目を向けてみるとまた見方も変わるかもしれません。
1番と2番において英語は目的を達成するためのツールであり、3番では心のコミュニケーションとしてツールとして機能しています。1番や2番の目的を達成するために英語学習は果たして必要でしょうか?これからAIによる自動翻訳が進む中で、只々Needsを伝え合うためだけに英語を学習する必要はあるのでしょうか?現代ではビジネスメールも調べてすぐに英語で返信することだってできます。一方で3番をゴールと設定した方にとって英語学習は大いに意味あるものとなるでしょう。
我々日本人が友人と日本語で会話を楽しむように外国人の友人とコミュニケーションを取るためには自分の言葉で気持ちを届ける必要があります。当然と言えば当然ですが、目的によってはわざわざ英語を習得する必要はないですよね。
ビジネス英語も必要ないの?