【Microsoft認定資格】AZ-900 とは?難易度や得られるスキルを合格者が徹底解説!

こんにちは!株式会社キカガクで機械学習・ディープラーニングの講師の宝です。

今回は、Microsoft 社の認定資格 AZ-900 について紹介します。

筆者は 2022 年 8 月に受験し合格しました。

これから AZ-900 の合格を目指している方に向けて、試験の概要や受験に向けて実践した勉強方法についてお伝えします。

AZ-900 とは?

AZ-900 : Microsoft Azure の基礎 (Microsoft Azure Fundamentals) とは Microsoft 認定資格のひとつです。国家資格ではありませんが、Microsoft の資格ということもあり世界中で資格保有者が評価されています。

Microsoft の認定資格は取得難易度によってレベル分けされており、下記のように定義されています。

難易度 Azure の取り扱い レベル感
初級 Fundamentals クラウド初学者、これから学びたい人向け、どのような Services があるのかわかる
中級 Associate Azure もしくはその他クラウド経験者が合格できる、設計ができる
上級 Expert クラウドのエキスパート、設計から実装まで行える

AZ-900 はこの中の初級 : Fundamentals レベルの資格です。Microsoft のクラウドサービス全般の基礎知識と、それらのサービスが Microsoft Azure でどのように提供されるかを理解していることを証明できる資格です。

Azure Fundamentals
出典:New Microsoft Azure Certifications Path in 2022 [Updated] – Whizlabs Blog

イメージとしては、Microsoft Azure で提供されているサービスの名前とその内容と実装方法がわかるレベルになります。

どんな試験か?

AZ-900 の資格試験における主な内容は、下記サイトで公開されております。

参考 試験 AZ-900: Microsoft Azure の基礎Microsoft

英語での記述なので、大まかな試験範囲に関しては下記をご確認ください。

  1. クラウドの概念について
  2. Azure のアーキテクチャとサービスについて
  3. Azure の管理とガバナンスについて

試験は 3 つのセクションから構成されており、主に Azure のサービスと特定のタスクに対する適切なソリューションについて出題されます。

どんなメリットがあるか?

基礎といっても Microsoft のクラウドを使用して実現できるサービス全般とそのコンセプトに触れるので、幅広い知識を保有していることを証明できます。

また、クラウドの概念を理解したり、Microsoft Azure のアーキテクチャやサービス、管理、ガバナンスについて説明できたりすることから、PM やビジネスサイドの方々も、社内外のエンジニアやお客様とスムーズに意思疎通ができるようになります。

さらに、AZ-900 は Microsoft のクラウドサービス全般の基礎を網羅的に学ぶ必要があるため、その他 Microsoft が提供している資格の概要部分に触れることができます。(筆者は AI-900 を先に取得していたため、AZ-900 の試験にその知識を活かすことができました。)

AZ-900 の試験内容は?

試験は上述した試験範囲について、以下の構成で出題されます。

  1. クラウドの概念について (25–30%)
  2. Azure のアーキテクチャとサービスについて (35–40%)
  3. Azure の管理とガバナンスについて (30–35%)

各項目の概要についてはもちろん、実際の現場を想定した問題が出題され、あるシチュエーションに対して最適なサービスや管理方法を選択し解答する必要があります。
割合としては、概要等について半分、ソリューションについて半分と考えておくと良いです。
試験は 1000 点満点で、700 点以上で見事合格となります。

問題数は受験時にランダムで決定され、1 問に対する点数も全問同じではなく、問題によって変わります。(試験開始時に説明があります。)
筆者が受験した際には、出題数は 32 問でした。

AZ-900 の難易度は?

AZ-900 の合格率は公式では発表されておりません。ただ、筆者個人の感覚ですが、他の初級 : Fundamentals 資格と比べて低い印象があります。

理由としては、特定の Azure クラウドサービスに特化しておらず、サービス全般を網羅した試験構成になっているため、幅広く学ぶ必要があるからです。

筆者も一発合格を目指していたため、慎重に学習を進め、受験時期も納得してから決めました。

AZ-900 の試験の申し込み方法は?

AZ-900 の試験申し込みは、Microsoft 公式サイトから行います。

参考 AZ-900 試験申し込みMicrosoft

後述する勉強方法で触れますが、Microsoft Virtual Training Days という Microsoft 公式無料講座の「Microsoft Azure Virtual Training Day : Azure の基礎」を受講することで、無料受験のバウチャーをもらうこともできます。

参考 Microsoft Virtual Training DaysMicrosoft

基本的な情報は以下の通りです。

基本情報 詳細
受験料 12,500 円(税込)
試験時間 60 分
対応言語 英語、日本語、韓国語、中国語等
形式 選択式
実施形態 ・テストセンター(外部の試験会場)
・自宅受験

また、申し込みの流れは下記になります。

1. Microsoft のアカウントを作成する

2. 公式サイトから、「Pearson VUE でスケジュール」をクリック

Pearson VUE でスケジュールをクリック
出典:試験 AZ-900

3. 基本プロファイルを入力、次へ

基本プロファイルを入力、次へ

4. 無料バウチャーがある方は、こちらで手続きを行います。Schedule exam で次へ

無料バウチャーがある方は、こちらで手続きを行います。

5. テストセンターかオンラインかを選択します。(今回はテストセンターを選択)次へ

テストセンターかオンラインかを選択します。

6. 言語を選択し次へ

言語を選択し次へ

7. このあとは、試験会場と日程を選んで、支払いとなります。

試験の受付が完了すると、受付完了メールが届きます。試験開始 24 時間前まで変更やキャンセルの手続きができます。

AZ-900 の勉強方法は?

AZ-900 は初級 : Fundamentals レベルの試験であることから、レベルは高くない資格試験と捉えることができる一方で、Azure の様々なサービスの概要をまんべんなく把握している必要があります。また試験問題のベースが英語であるため、ものによって少しとっつきにくい表現の問題があります。
したがって、万全を期すために AZ-900 の合格には試験対策が必須です。
下記では、私のオススメの勉強方法を 4 つのステップで紹介します。

Step 1 : Microsoft Virtual Training Days の「Microsoft Azure Virtual Training Day : Azureの基礎」を受講する(おすすめ度 : ★★★)

この「Microsoft Azure Virtual Training Day : Azureの基礎」は約 1 月に 1 回、2 日間に渡って開催されます。(それぞれ半日でおこなわれます。)事前予約が必要ですので、日程をチェックして登録をします。

試験範囲の内容に触れながら Azure サービス全般について学ぶことができます。ここでは最新情報と試験に頻出するキーワードとその概要等が得られるため参加することをオススメします。

また講義で使用するスライドの PDF も受講後にダウンロード可能なので、試験に向けての学習に活用することができます。

筆者はここである程度の基礎となる知識を押さえました。
2 日間とも平日の日中開催というところには注意が必要です。

参考 Microsoft Virtual Training DaysMicrosoft

Step 2 : 参考書を使って深める(おすすめ度 : ★★☆)

Step 1 の受講が難しい方もいらっしゃると思います。また上記の講座ではサービス全般には触れていますが、2 日間受講しただけでは合格には充分でないという印象です。
そこで、参考書を使用してそれぞれのサービスについて深堀りをしていきます。
筆者が使用した参考書はこちら。

サービスごとにセクションが別れており、概要を学ぶ → 問題を解いて理解度チェックという流れになっています。最後には全体の内容を踏まえた受験 1 回分の問題があります。
この参考書を可能であれば 2 周できるとベストという印象です。

Step 3 : MS Learn で学習する(おすすめ度 : ★★★)

学習の 4 つのステップで一番時間をかけた部分です。
MS Learn は Microsoft が公開している無料のカリキュラムで、試験範囲全体を無料で学習できます。

MS Learn
出典:Microsoft Azure の基礎

AZ-900 の試験範囲を学習できるモジュールが揃っており、それぞれのモジュールを完了する時間の目安も掲載されています。

一部日本語に対応していない部分等あるため、上記のステップで知識を習得した上で実施することをオススメします。


実際に手を動かして操作するセクションも多く、知識だけでなく実際に業務で使用するための力をつけることができます。
また、各モジュールの最後にミニテストがついており、本番を想定した問題を体験することができます。

Step 4 : 問題を解く(おすすめ度 : ★★☆)

過去問をまとめた有料コンテンツなどもありますが、無料で実施できる問題もあります。下記は筆者が利用したサンプル問題と参考書になります。

1. AZ-900 のサンプル問題

先程紹介した試験の概要ページ内にサンプル問題があります。

AZ-900 のサンプル問題
出典:AZ-900 サンプルの質問

参考 AZ-900 サンプルの質問Microsoft

公式のサンプル問題で、選択式問題と問題自体のイメージを持つことができます。
試験では、選択式でも穴埋めの他に、複数あるサービスの説明に対して選択肢の中から一致するサービス名をドラッグ & ドロップするものもあります。
このサンプル問題で、試験のレベル感と選択方式に慣れました。

2. 絶対合格 Microsoft 認定 AZ-900

先程紹介した参考書である「絶対合格 Microsoft 認定 AZ-900」の章末問題です。問題の難易度も本番の試験と同様で、概念に関する問題と、シチュエーションに対する問題が掲載されています。
ここで自身の実力を試すと良いでしょう。

最後に : AZ-900 の資格を取得して

Microsoft Azure の基礎資格である AZ-900 の試験に向けて勉強することで、クラウドサービスの概念から、Azure で提供されるサービスの全容を掴むことができます。

日頃の業務で使用していた Azure Portal から必要な操作がスムーズにできるようになる他、業務中のトラブルなどにも迅速に対応できるようになります。
弊社では、Microsoft 認定講師による資格対策講座も行っております。
AZ-900 などといった Microsoft 認定資格の取得支援を行っている企業様も多くあるようで、資格取得後にキャリアアップや祝い金をいただいたというお声も届いております。

クラウドツールはこれからのビジネスには欠かせないと言われております。このブログを読んて参考にしていただき、資格試験にぜひ合格していただけますと幸いです!
AZ-900 は範囲が広すぎる、難しそう、今の業務に特化した資格がほしいという方は、他の資格もありますので、下図の資格一覧をご確認ください!

New Microsoft Azure Certifications Path in 2022
出典:New Microsoft Azure Certifications Path in 2022 [Updated] – Whizlabs Blog

お知らせ:AI-900 無料資格対策講座もオススメ!

今回は AZ-900 について紹介してきましたが、弊社では Azure を使った AI サービスに関する資格 AI-900 の無料資格対策講座を用意しております。

AI とクラウドについてより短時間で効率的に学びたいと考えている方は弊社のプラットフォームに無料登録いただき、AI-900 資格対策講座を是非ご視聴ください。

こちらは Microsoftの認定講師(MCT) が AI-900 の試験範囲を 1 から解説致しますので体系的に短時間で学ぶことができます。