データサイエンティスト検定とは?難易度からメリットまでポイント解説!

データサイエンティスト検定 難易度・メリット 徹底解説!

データサイエンティスト検定は、こんな方におすすめ
  • データサイエンティストを目指す方
  • データサイエンスを学び、スキルの証明が欲しい方
  • データ活用の知識を身につけ、キャリアチェンジやキャリアアップをお考えの方

こんにちは、機械学習講師の樋田です。

本記事では、データサイエンティスト検定 リテラシーレベルに関しての情報を網羅的に紹介しております!

データサイエンティスト検定の受験を検討されている方、G 検定や E 資格、統計検定など資格取得で迷っている方はぜひご覧ください。

データサイエンティスト検定とは

一般社団法人データサイエンティスト協会が 2021 年 9 月より開始した比較的新しい資格試験です。

『データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル』(略称:DS 検定 )とは、データサイエンティスト協会では、データサイエンティストとしてのスキルレベルを4段階に分けて定義しています。

スキルレベルレベルの目安対応できる課題
シニア データサイエンティスト4:業界を代表するレベル・産業領域全体 ・複合的な事業全体
フル データサイエンティスト3:棟梁レベル・対象組織全体
アソシエート データサイエンティスト2:独り立ちレベル・担当プロジェクト全体 ・担当サービス全体
アシスタント データサイエンティスト1:見習いレベル・プロジェクトの担当テーマ

出典:一般社団法人ディープラーニング協会

DS 検定の取得により上記4つのレベルの中で最も初歩的なレベルである

アシスタント データサイエンティストに相当する知識やスキルを持つことを証明できます。

社会的に DX が推進されている今、注目を集めている資格の一つとなります!

DS 検定基本情報

また、試験の基本情報は下記です。

運営団体一般社団法人データサイエンティスト協会
受験資格なし
出題形式選択問題、CBT
問題数90問
試験時間90分
受験費用一般:11,000円 学生:5500円(税込)
受験時期年2回(春・秋)

2023年度試験予定
第4回試験日:2023年6月3日(土)~2023年6月25日(日)
第5回試験日:2023年11月11日(土)~2023年12月3日(日)
第6回試験日:2024年3月上旬~下旬

出典:一般社団法人データサイエンティスト協会

試験範囲

試験範囲は、大きく分けて「データサイエンス」、「データエンジニアリング」、「ビジネス」の分野に分かれます。

各分野の代表的な出題項目は以下となります。

出題大項目出題中項目
データサイエンス力統計数理基盤、線形代数基礎、微積分基礎
データの加工、データの分析、機械学習技法
評価検定、領域ごとのデータ処理
データエンジニアリング力環境構築、システム設計、システム企画
データの取り扱い、プログラミング、 IT セキュリティ
ビジネス力行動規範、論理的思考、事業への実装、
社会におけるデータ・ AI 利活用、データリテラシー
データ・ AI 利活用における留意事項

出典:一般社団法人データサイエンティスト協会・DS検定試験範囲

資格取得のメリット

データ活用のスキルや知識が身につく

DS 検定では、データサイエンティストに求められるスキル網羅的に習得することができる試験となっております。

そのため、本資格の学習と取得によりデータ活用をするためのスキルや知識を身につけられるかつ証明につながります。

実務に活かす

DX の推進が求められている今、データ活用のスキルや知識は高く求められております。

学習を進めない限りは0の知識でも、本資格試験に挑戦をすることで得られるスキルは DX やデータ活用を進めるための課題解決力を高め実務に活かせる可能性があります。

キャリアにおける能力の証明になる

DS 検定の合格により、データサイエンティストのリテラシーレベル相当のスキルを保有していることを客観的に証明することができます。

デジタル化が進む社会においてデータサイエンススキルの証明となる本資格は、キャリアアップを目指す方や IT 分野への就職を目指す学生の一つの武器になると考えられます。

難易度と学習期間の目安

合格率と難易度

DS 検定の合格基準の目安は公式サイト上で公表されております。

直近2022年11月実施の試験では、合格ラインの目安正答率約78%となっております。

合格率50%前後と簡単とは言えない難易度となります。

徐々に合格率が下がっておりますが、「受験者数が増加し初学者層が増えたこと」、「直近試験の刷新や対策方法が確立されていない」などの要因が考えられます。

スキルレベルとしては見習いレベルとなりますが、出題範囲の広さと新しい試験による情報の少なさなどから初学者にとってはやや難しい試験となります。

開催回受験者数(目安)合格者数合格率合格ライン(目安)
第1回(2021年9月実施)1,400927約66%80%
第2回(2022年6月実施)2,9001,453約50%80%
第3回(2022年11月実施)2,6001,088約42%78%

出典:一般社団法人データサイエンティスト協会

学習期間の目安

見習いレベルとは言え、網羅的に出題されるため基礎知識の有無関係なく

スタートは時間に余裕を持って計画を立てることをおすすめいたします。

データサイエンス基礎知識(有無)学習時間(目安)学習期間(目安)
基礎知識なし50時間〜3ヶ月程度
基礎知識あり10時間〜1ヶ月程度

(上記表は、あくまで目安となります。事前知識がある方で2週間程度で合格された方もいらっしゃるため、元々の知識と試験範囲がどれくらいかぶるか苦手項目があるかなどを事前に判断されると計画しやすいです。)

おすすめの学習方法

まずは全体像の把握

初学者の方も、基礎知識がある方も試験の全体概要や中身がわかっていないと進めません。

そのため、まずは公式テキストや公式サイトなどを確認して全体像を把握しましょう。

初学者の方でも「ビジネス力」に該当する問題は既知のものもある場合があるため、初めて学ぶもの、既知のもの、苦手そうな部分など全体を把握してスケジュール立てするとスムーズに試験に向けて進めるでしょう。

公式問題集を繰り返し行う

資格試験あるあるですが、大事なのは問題をどれだけ解くかとなります。

公式から提供されている問題は、公式問題集のみとなるため全体像を把握した後は公式リファレンスブックを活用し学習とアウトプットを何回も繰り返すことが定石となっております。

学習に使える書籍

上記公式リファレンスブックの他、公式サイトでは各社対策講座も載っておりますので動画での学習を希望の方は下記をご参照ください。

参考:一般社団法人データサイエンティスト協会, DS検定対策講座書籍

他資格の参考

G 検定や統計検定など、他資格と迷われている方は下記ブログもぜひご覧ください。

まとめ

この記事では、データサイエンティスト検定の概要、取得のメリット、合格率や難易度、おすすめの書籍などについて解説しました。

DS検定は、データサイエンティストに必要な基礎スキルを有することを示す資格です。

網羅的に基礎知識を習得できるため、初めてデータサイエンスを勉強する方、これからデータサイエンティストとして就職・転職したい方にとって役に立つ資格だといえます。

キャリアチェンジ、キャリアアップ、データサイエンスに関して学びたい方は、ぜひこの機会にチャレンジしましょう!

終わりに

皆様、資格に興味を持たれたご理由は様々あると思います。

資格を取得した先、データ活用や AI 構築のスキルを習得し業務改善や新規ビジネスの創出に貢献したいと考えられていらっしゃる方も多いのではないのでしょうか。

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