プログラミング未経験から SIGNATE 金融コンペ入賞までの道のり -キカガク長期コース受講生インタビュー-

プログラミング未経験から SIGNATE 金融コンペ入賞までの道のり -キカガク長期コース受講生インタビュー-

こんにちは!株式会社キカガクの中島です。
本記事では、キカガクの DXを推進するAI・データサイエンス人材育成コース (以下「長期コース」)を受講し、プログラミング未経験から SIGNATE の金融コンペを入賞するレベルにまでスキルアップされた神田さんにインタビューを実施しました。

この記事はこんな方におすすめです!
  • プログラミングを学んだ後の姿を想像したい方
  • キカガクの長期コースについて気になっている方
  • データサイエンス分野のコンペティションに挑戦してみたい方

キカガク_中島

これからプログラミング学習を始めようか悩んでいる方にもおすすめの内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください!

キカガクの長期コースを受講したきっかけ

キカガク_中島

本日はよろしくお願いいたします!
早速ですが、長期コースを受講された理由を教えて下さい。

現在は金融機関で働いているのですが、今の仕事に加えて企業のコンサルティングもしたいと考えていました。
コンサルティングで経営者に提案をする際、新しい技術を知っていることが重要だと感じ、AI やデータサイエンスについて学ぼうと決めました。

神田さん

給付金活用について

キカガク_中島

受講にあたって給付金は活用されましたか?

はい!受講料の 70% が還付され、とてもお得に受講することができました!
むしろ給付金の存在を最初に知り、そのジャンル一覧からキカガクを見つけ、受講を決意したという流れです。

神田さん

長期コース卒業後の目標について

現在は個人として活躍できるように、中小企業診断士の学習も始めており、資格取得を目指しています!

神田さん

キカガク_中島

やはり AI ・データサイエンスと特定領域の知識をかけ合わせられる人材はニーズが高いですよね。
キカガクの長期コースで AI ・データサイエンスを学び、コンペ入賞経験もあり、金融機関に勤めている時点でもすごいのに、中小企業診断士を取得したら最強のコンサルタントが爆誕しますね!

はやくそうなれるように資格取得頑張ります!
人的リソースの少ない中小企業は、業務効率化のための自動化や AI 導入はとてもニーズが高いと思っています。
そのような企業に向けて適切な提案ができるコンサルタントになりたいと思っています!

神田さん

キカガクの長期コースを受講してどのように感じたか

キカガク_中島

次に、長期コースを受講してどのように感じましたか?
受講直後からの気持ちの変化について教えて下さい。

受講開始時はプログラミング未経験でタイピングテストも C ランクだったので、周りに比べて自分のレベルが足りないのではないかと不安でした。

神田さん

しかし、講師や他の受講生から環境構築の支援や参考資料の共有があり、取り掛かりやすかったです!

神田さん

スキルアップを感じた瞬間

キカガク_中島

スキルアップを感じたタイミングはありましたか?

長期コースが始まる前に一度、「脱ブラックボックスコース(無料)」というコースも受講しました。
そのときは全然わからなかったのですが、長期コース終了後にもう一度挑戦した際は、すんなりと理解することができました!
そのとき、ちゃんと実力が身についていることが実感できました。

神田さん

長期コースを受講すると、「DX 推進講座」などの他の有料講座も無料で受講できるようになるため、AI を活用するイメージやプログラミングの知識など、自分に不足していた部分を補うことができました!

神田さん

長期コースの最終成果物について

キカガク_中島

キカガクの長期コースでは前半 3 ヶ月の「学習期間」と、後半 3 ヶ月の「自走期間」がありますが、自走期間の最終成果物はどのようなものを作りましたか?

当時、Midjourney や Stable Diffusion などの画像生成AI が注目され始めた時期でした。担当講師の解説をきっかけに画像生成に興味を持ち、最終成果物として高画質化のアプリを作成しました。

神田さん

キカガク_中島

精度が高く実用的であるため、キカガクブログでも取り上げさせていただいていましたね!

苦労した点と解決方法

キカガク_中島

最終成果物を開発するにあたって苦労した点はありましたか?

開発過程では、プログラミング経験が浅いため、基本的な部分でつまずくことが多かったです。
例えば、結果の出力ができない、入力画像のサイズが大きすぎて処理できないなどの問題がありました。

神田さん

しかし、基本的にはネット検索と ChatGPT を活用して解決していきました。
それでもわからない部分は、講師との 1on1 なども活用して開発を進めていきました!

神田さん

受講生同士でのチーム学習について

キカガク_中島

キカガクの長期コースでは、受講生同士で教え合いを行う「チーム学習」が特徴の 1 つですが、どのように進めていましたか?

同期の受講生と毎週集まって、自習する時間を設けていました。
私が受講した期は土曜日に講義があったため、講義のない木曜日に自習会を行っていました。

神田さん

キカガク_中島

他の受講生と関わるのがハードルが高いと言われることがあるのですが、そのへんは大丈夫でしたか?

私も最初は少し抵抗がありました。
ですが、自習会の呼びかけをしてくれた同期の受講生がいたおかげで、私も参加することができました。学習を継続していく上で、そのような仲間の存在は非常に大きかったと感じています。

神田さん

プログラミングの学習方法について

コース前半3ヶ月間

キカガク_中島

長期コースが始まって、プログラミングを学習しはじめたばかりのときは、どのように学習していましたか?

学習の初期段階では、とにかく進めなければという意識が強く、コードを理解するというよりも、コードを写すことを終始してしまっていました。
自走期間に入るまで、コードの内容を十分に理解できていませんでした。

神田さん

そのため、わからないことがあれば過去の受講生の質問と講師の回答が蓄積されている「ディスカッションフォーラム」を活用し、参考にしました。
前半3ヶ月間のわかりやすい資料や、講義で基礎を身につける期間も、学習の入り口として非常に重要でした。

神田さん

コース後半3ヶ月間

キカガク_中島

そこからどのようにして、精度の高い AI ツールを開発できるレベルにまでスキルアップしたのですか?

自走期間に入り試行錯誤を重ねる中で、初めて見るコードでも徐々に意味が理解できるようになっていきました。
後半の 3 ヶ月間も、自分で手を動かして学ぶことが多く、スキルアップにつながったと感じています。

神田さん

SIGNATE のコンペティションに参加したきっかけ

キカガク_中島

まず、コンペティションの入賞おめでとうございます!
今回は SIGNATE で開催された、金融系のコンペティションに参加されたとのことでしたが、きっかけは何でしたか?

ありがとうございます!
きっかけとしては、長期コースを一緒に修了した仲間が、卒業生コミュニティで統計検定2級や E資格の勉強会に参加している様子を見て、自分も何か新しい挑戦をしようと考えたことが大きかったです。そこから、コンペティションへの挑戦を決意しました。

神田さん

また、それとちょうど同じタイミングで、職場の先輩がデータ活用を業務に取り入れたいと考えており、一緒にコンペに参加しないかと誘われました。
もともと自分でも参加を考えていたところに、先輩からの誘いがあり、タイミングが合いました。
複数人で何かに挑戦する環境があると、やる意味が明確になり、モチベーションにつながったと感じています。

神田さん

コンペティション参加への第一歩

キカガク_中島

コンペティションに初めて参加する際の心理的ハードルはどのように乗り越えましたか?

キカガクの長期コースでプログラミングを学んでいたため、コンペ参加へのプログラミングに対する抵抗感はありませんでした。
また、私が今回入賞したのは本番のコンペですが、SIGNATE ではビギナーコンペも定期的に開催されているため、過去の参加者によるブログ記事やコードなどの情報が比較的集めやすいことも、心理的ハードルを下げる要因となりました。

神田さん

今回入賞されたコンペティションについて

キカガク_中島

今回、挑戦されたコンペティションについて詳しく教えて下さい。

今回、初めて本戦のコンペティションに挑戦しました。
金融機関のデータ活用を推進する FDUA(金融データ活用推進協会) が SIGNATE で主催したコンペです。
「第2回 金融データ活用チャレンジ」というアメリカの中小企業の債務不履行を予測するというテーマでした。
地域金融機関部門で 9 位入賞を果たすことができました。

神田さん

神田さんが挑戦された「第2回 金融データ活用チャレンジ」について、詳しくはこちらからご確認ください!

コンペティションで大変だった点

キカガク_中島

ちょっと難しそうなテーマですね…!
苦労されたポイントなどはありましたか?

今回のコンペでは、融資判断の際に参考にする中小企業の財務データが一切提供されていなかったことが大変でした。
通常、融資の可否は、資本金・売上・純利益など、企業の事業内容や規模を示すデータを基に判断するので、参加した当初は与えられたデータだけでは判断が難しいと感じました。

神田さん

キカガク_中島

最初はそこからのスタートだったんですね!
どのようにしてモデルを構築していったのですか?

データを見ているうちに「AI の力で人間では見出せない関係性を可視化すること」が真のテーマだと理解しました。
今回のコンペでは、貸出期間・融資金額・事業所の所在地などの限られた情報の中から債務不履行となる企業の予測を行いました。
難易度の高さを実感しましたが、なんとか入賞できて良かったです!

神田さん

ビギナーコンペについて

キカガク_中島

先ほど「SIGNATE ではビギナーコンペも定期的に開催されている」とお話しいただきましたが、神田さんも参加されていたんですか?

はい、参加していました。
ビギナーコンペではメダルや表彰はありませんが、SIGNATE 内でのランクが上がるので、ゲーム感覚で楽しめます!

神田さん

キカガク_中島

どのようなコンペティションに参加されたんですか?

ビギナーコンペでは、「第42回 PCゲームの勝敗予測」に参加し、7 位の成績を収めることができました。

神田さん

神田さんが挑戦された「第42回 PC ゲームの勝敗予測」について、詳しくはこちらからご確認ください!

まとめ

今回は、キカガクの長期コースを受講し、プログラミング未経験からSIGNATE の金融コンペを入賞するレベルにまでスキルアップされた神田さんのインタビューをお届けしました!

神田さんのように、これまでの業務で培ってきた専門知識と AI・データサイエンスの技術を掛け合わせることで活躍している人材が増えてきています!

キカガクの DXを推進するAI・データサイエンス人材育成コース について興味を持たれた方は、ぜひお気軽に無料説明会に参加してみてください!