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【順番に解説】転職活動の流れを紹介!

【順番に解説】転職活動の流れ

こんにちは!キカガクキャリアアドバイザーの岩岡です。

転職活動を失敗しないために、まずは転職活動全体の進め方や流れ、スケジュールを把握してしっかりと準備することが重要です。

この記事では転職活動を 4 つのステップに分けて解説します。それぞれのポイントをおさえながら転職活動を円滑に進めていきましょう!

転職活動にはどのくらい時間がかかるのか?

転職活動には事前準備、書類作成、応募・選考、内定・退職準備の 4 つのステップがあります。それぞれのステップを進める前に、まずは転職活動にどのくらいの時間が必要なのか、全体像を把握しましょう。

一般的に転職活動は、約 3 か月 ~ 6 か月程度かかるといわれています。「いつまでに入社したいのか」など入社希望時期から逆算をして転職活動を進めると良いでしょう。また、転職活動の長期化はモチベーションの低下や精神的なストレスがかかることもあります。

時間を有効的に使いながら納得感のある転職活動を進めるため、それぞれのステップでのポイントを理解しておくことが重要です。

事前準備 : 1~2 週間程度

自分の強みや弱み、興味関心、これまでのキャリアを振り返り、自身のキャリア観や転職軸を明確にする。

書類作成 : 2 週間程度

企業・業界研究を行ない、応募先に合った履歴書・職務経歴書を作成する。

応募・選考 : 1 か月程度

希望に合う求人を選定し、面接対策に時間をかけたうえで選考に臨む。

内定・退職準備 : 1 か月程度

内定後、速やかに退職の手続きを進める。

STEP.1 事前準備

転職活動の事前準備において最も重要なのが自己分析です。自分の強みや弱み、興味関心、これまでのキャリアを振り返り、自己理解を深める必要があります。

その上で、希望する職種や業界、理想とする働き方など、自身のキャリア観や転職軸を明確にしましょう。これらを事前に定めることで、ミスマッチのない転職先を選択できます。

自己分析と転職軸の確認は、その後の履歴書作成や面接対策、求人検索など、転職活動全体の土台となる重要なステップです。時間をかけて丁寧に行なうことで、効果的な転職活動につなげることができるでしょう。

ポイント!
転職活動を始める際にまず求人を探している方はとても危険です。求人の応募に急ぐことなく、自己分析・転職軸の整理に時間をかけることで、ミスマッチのない転職先を見つけられます!

STEP.2 書類作成

転職活動において、企業とのファーストコンタクトになる書類選考。あなたの経験を伝える魅力的な履歴書・職務経歴書を作成する必要があります。このステップでは企業研究と履歴書・職務経歴書の作成が重要なポイントとなります。

企業・業界研究

履歴書・職務経歴書の作成においてはいきなり書き始めるのではなく、希望する業界・企業ではどんな人材が求められているのか、市場情報を確認しましょう。興味のある企業や業界の動向、競合他社の状況などを丁寧に調査することで、その企業ならではのニーズや求める人材像が見えてきます。

次に、企業・業界研究で得られた情報をもとに自身がどのように貢献できるかを考えます。求人票の募集要項などを参考にするのも効果的です。募集要項の必須要件だけでなく、歓迎要件も確認することで、自己PRすべき内容が見えてきます。

履歴書・職務経歴書の作成

履歴書・職務経歴書の作成においては正確な情報を記載し、自身の強みや実績を分かりやすく示すことが重要です。
STEP1.で行った自己分析をもとに、これまでの経験や強みを書き出します。特に、求人票の要求事項に合わせてカスタマイズすることで、企業のニーズにしっかりとマッチした書類となります。

単に強みを伝える書類ではなく、企業のニーズに合う強みを伝えていくことが重要です。

履歴書と職務経歴書は、面接での質問のベースでもあり、企業の第一印象を左右する重要な書類です。熟考して丁寧に作成することで、企業から高い評価を得ることができ、通過率も上げることができます。

ポイント!

履歴書・職務経歴書はより良い内容を記載することはもちろん、正しい情報であるかもダブルチェックしましょう。あなたの経歴を証明する大事な書類からこそ、確認は怠らずに!

履歴書・職務経歴書 最低限のチェック項目
  • 直近 3 か月以内に作成した書類か
  • 履歴書の年齢は最新か
  • 履歴書と職務経歴書で各社の在籍年月に相違はないか
  • 文字のフォントは統一されているか
  • 誤字脱字はないか

STEP3. 応募・選考

ここまで来たらようやく求人に応募をし、選考を進めるステップです。ここでは、応募の方法、求人の選定、面接対策、自己アピールといった、各工程のポイントをご説明します。

応募の方法

転職を通してキャリア形成をすることが一般的になってきたことで、求人の応募方法も多様化しています。自身に合った応募経路を確認することが重要です。ここでは直接応募、求人サイトからの応募、エージェントを通しての応募の 3 種類とそれぞれの特徴を紹介します。

求人応募の 3 つの経路

直接応募

企業が公開している求人情報に直接アプローチし、企業の人事担当者に直接応募する方法です。


企業と直接連絡が取れるため、自身の強みをアピールしやすいといわれています。一方、自身で企業の情報を収集していく必要があるため、希望に叶う企業を見つけるまで工数がかかるでしょう。

求人サイトからの応募

求人サイトは、企業の求人情報を一堂に集めた転職支援サービスで、職種や勤務地、給与条件などで細かく検索できるので効率的です。

一方で選考の過程では面接対策など自身で準備を進める必要があります。また、求人情報が必ずしも最新ではない可能性があることも認識しておきましょう。

エージェント経由の応募

エージェントとは転職支援を専門に行なう人材紹介会社のことで、企業との太いパイプラインを持っており、非公開求人の情報も得られるのが特徴です。

書類添削や面接対策のサポートを受けられるエージェントもあります。一方で複数のエージェントに同時に登録すると、紹介状況の管理が煩雑になる可能性があるため、注意が必要です。

求人の選定方法

転職活動を進めるにあたり、適切な求人を見つけることは重要です。ここで STEP1. 事前準備、自己分析を通して決めた転職軸を参考にしながら、自身の希望条件が叶う求人を選定していきます。求人サイトで情報を得ることも可能ですが、情報があまりにも多く精査しきれない可能性があるため、キャリアアドバイザーに相談することも有効的です。

求人票は必ず自身の目でしっかりと確認し、応募前に企業とポジションの特徴を捉えておきましょう。
特に仕事内容においてはわからない単語があれば調べ、働くイメージをつけながら詳細を確認します。「どんなメンバーと働くのだろうか」「何がミッションになるのか」「これまでの経験はどう活かせるだろうか」など自問自答しながら読み進めるとよいでしょう。

適切な求人を見極めるためには、仕事内容の詳細を丁寧に分析し、自身に合った職種や環境かどうかを見極めることが不可欠です。

面接対策

「面接の合否は事前準備で決まる」と言っていいほど面接対策は非常に重要です。自己PRや志望動機などを効果的に伝え、企業の期待に応えられるよう準備を進めます。面接対策を進めるうえでのポイントを 3 つ説明します。

自己PRと質問回答の事前準備

まず、自己PRと質問への回答を事前に準備することが不可欠です。自身のスキルや経験、実績を簡潔かつ明確に伝えられるよう、事前に練習しておきましょう。また、「なぜこの会社を希望するのか」「あなたの長所・短所は何か」など、よくある質問への回答も用意しておくと良いでしょう。

面接官の意図を読み取る

次に、面接官の意図を読み取ることも重要です。単に質問に答えるだけでなく、面接官がどのような人物像を求めているのかを推察し、それに合わせて自己アピールする必要があります。 例えば、「この部門ではチームワークが重要視されている」と感じた場合は、協調性を強調するなど、状況に合わせて柔軟に対応することが求められます。

面接の流れを事前に理解しておく

最後に、面接の流れを理解しておくことも大切です。面接官の質問意図や面接の進行に合わせて、事前に用意した回答を適切なタイミングで引き出せるよう、面接の流れを把握しておきましょう。

面接は誰もが緊張しますが、面接対策をしっかりと行なうことで自信が付き、面接当日も落ち着いて回答することができます!

自己アピールの方法を知る

職務経歴書において、自己アピールを適切に行なうための方法を紹介します。特にエンジニアの職種においては自身のスキルやこれまでの実績を効果的に示すことが重要です。具体的な自己アピールの方法をポートフォリオと数値的な実績の 2 つのキーワードで説明します。

エンジニア職 自己アピールの方法例
  1. ポートフォリオの作成
    • GitHub や Web サイトを活用し、これまで手がけたプロジェクトやコードサンプルを掲載する
    • 開発言語、使用技術、担当した具体的な業務内容を明示し、自身の能力を視覚的に訴求する
    • 特に優れた成果物やチャレンジングだったプロジェクトを中心に選び、質の高さをアピールする
  2. 数値的な実績の活用
    • 開発スピード、バグ修正率、コスト削減額など、定量的な成果指標を示す
    • 担当プロジェクトの規模感(開発工数、リリース規模など)も併せて記載する
    • これらの数値は、企業が求める人材像にどれだけ合致しているかを判断する材料となる

STEP4. 内定・退職準備

転職活動の最終段階は、内定を得てからの退職に向けた準備です。内定後は、退職手続きや新しい職場での活躍に向けた準備が必要となります。

まず、内定後は速やかに退職時期を調整します。現在の会社に対して、退職の申し入れをする際には事前に希望の退職日と最終出社日を整理しておきましょう。有休の残数なども確認しておくと、新しい職場に入社する前に休暇を取得し英気を養うことも可能です。

また退職にあたっては、上司や同僚への挨拶、業務の引継ぎ、個人情報の整理など、現職での残務処理も漏らさず行う必要があります。円滑な退職ができるよう、これまでお世話になった会社へのお礼としても、丁寧な引継ぎ作業は心がけましょう。

ポイント!

退職の申し入れに少しでも不安がある方はキャリアアドバイザーに相談することもおすすめですよ!

どのように上司に声かけたら良いのかなど、たくさん転職の支援をしているからこそ伝えられる情報があります!

まとめ

転職活動を 4 つのステップに分けて全体的な流れを説明しました。
事前準備、書類作成、応募・選考、そして内定・退職準備に至るまで、各ステップを丁寧に踏まえることが重要です。

転職は大きな人生の岐路となりますが、計画的かつ効果的な活動を展開することで、希望の職場での新たなキャリアを切り拓くことができます。ぜひ本記事の内容を参考に、全体像を把握したうえで転職活動を進めてください!

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