【成果物紹介】自然言語処理・API最適化モデルを用いた文章の感情グラフ化アプリ

こんにちは!株式会社キカガクの樋田です!
今回は、キカガクの「DX を推進する AI ・データサイエンス人材育成コース」を卒業された方の最終成果物をご紹介します。

DX を推進する AI ・データサイエンス人材育成コースとは?

プログラミング未経験から、AI プログラミングやデータサイエンスを学ぶことのできる 6 ヶ月間のコースです。
AI エンジニアやデータサイエンティストへの転職実績も豊富で、自走できるAI・データサイエンス人材を輩出しています。

コースを通して、講師と二人三脚でオリジナルの成果物を作成することができます。
そのため、知識・スキルの定着はもちろん、転職活動時の実績としてもアピールすることができます!

文章の感情の流れをグラフ化するアプリ

今回は、そんな長期コースの2023 年の 9 月期を受講して、2024 年 2 月に卒業された受講生の成果物をご紹介します!

概要

文章を読む際、特に婉曲な表現や重要なポイントが文末にくるケースでは、文章全体の意図を把握するのが難しい場合がありますよね。
この問題を解決するために、この受講生の方は「一目で文章の全体像が把握できる」アプリを開発されました!

このアプリは、AI の力を借りて文章を解析し、その感情の流れをグラフ化して表示することで、直感的な理解を促進します。

感情分析をしたい文章を打ち込み、[分析開始]ボタンをクリックします。
すると、打ち込んだ文章が自動的に分析され、グラフ化されます!

「文章のテンション」が折れ線チャート、「感情」を色と大きさで一目で把握できるようになっており、とてもわかりやすいですね!

得られる結果は、感情のグラフだけでなく感情全体の平均や最大値など統計的な情報も取得できるようになっています。

使用技術

  • 自然言語処理:文章内の感情を解析するために、自然言語処理の技術を活用。具体的には文章の感情を6つに分類するモデル、文章のテンションを分析するモデルの 2つのTransformer モデルを組み合わせて活用している。それにより文章から感情の流れを抽出、分析した結果を一元化してグラフにすることを可能にしている。
  • データキャッシュと API 最適化:アプリのパフォーマンスを向上させるために、 Streamlit のキャッシュ機能を用いて API 呼び出しの結果をキャッシュ。これにより、ユーザーがインターフェースの操作を行っても、再計算せずにスムーズな体験を提供している。

キカガクの長期コースで 6 ヶ月間しっかり学ぶことで、このような AI を搭載したアプリの開発やデータ分析レポートの作成ができるようになります!

講師からのコメント

開発中は一文ずつ解析などコアなところから作られ、試行錯誤をされとても努力をされていました。
アプリ開発においてコアな部分を先に作っておくと、あとの拡張がとても行いやすくなるのですが、まさにこれを体現されていたと思います。
出来上がったアプリも見ていてとても楽しいし、実際の現場に活用もしやすいのではと考えてます。本当に素晴らしいです、6ヶ月間お疲れ様でした!

まとめ

今回は、長期コース卒業生の最終成果物をご紹介しました。
学習を継続してここまで精度の高い AI アプリケーションを開発できるのは本当に素晴らしいですね!

キカガクの「DX を推進する AI ・データサイエンス人材育成コース」は自走できる AI ・データサイエンス人材の輩出を目指すオンラインスクールです。気になる方はぜひ無料説明会にご参加ください!