
データサイエンティストの平均年収は、調査元によって約539万〜748万円と、日本の全職種平均(429万円・doda「平均年収ランキング(2025年)」)を大きく上回ります。
本記事では、複数の調査データをもとにデータサイエンティストの平均年収を解説します。
あわせて、なぜ年収が高いのか、未経験からでも高年収を狙えるのかについても解説します!
この記事の要点
目次
データサイエンティストの平均年収は、主要な3つの調査で約539万〜748万円です。
日本の全職種平均が429万円(doda「平均年収ランキング(2025年)」)であるのに対し、いずれの調査でも100万円以上高い水準にあります。
調査元によって集計対象(求人票ベースか、転職登録者ベースか、政府統計ベースか)が異なるため幅がありますが、高年収の職種であることは共通しています。
調査元 | 平均年収 | データ時点 |
|---|---|---|
求人ボックス | 約748万円 | 2026年7月 |
doda | 539万円 | 2025年12月発表 |
jobtag(厚生労働省) | 611.9万円 | 令和7年賃金構造基本統計調査 |
求人ボックス 給料ナビ(2026年7月時点)によると、データサイエンティストの正社員の平均年収は約748万円です。
給与幅が広く、勤務先や経験・スキルによって年収1,000万円を超えることもあります。
参考:データサイエンティストの仕事の年収・時給・給料(求人ボックス 給料ナビ・2026年7月時点)
転職サービスdodaの「平均年収ランキング(2025年)」(2025年12月発表・2024年9月〜2025年8月の登録者データ)によると、データサイエンティストの平均年収は539万円です。
同調査の全職種平均429万円を110万円上回っています。
年代 | 平均年収 |
|---|---|
20代 | 471万円 |
30代 | 627万円 |
40代 | 699万円 |
50代〜 | 698万円 |
20代のうちから全職種平均を上回り、30代で600万円台に乗る、立ち上がりの早い年収カーブが特徴です。
参考:平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)(doda・2025年12月発表)
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtag(2026年8月時点)によると、データサイエンティストの平均年収は611.9万円です(令和7年賃金構造基本統計調査ベース)。
jobtagでは、ITスキル標準(ITSS)のレベル別の年収水準も示されています。
ITSSレベル | 年収水準 |
|---|---|
レベル3 | 600〜900万円 |
レベル4 | 650〜950万円 |
レベル5以上 | 700〜1,100万円 |
スキルレベルが上がるほど年収レンジも切り上がるため、スキルアップがそのまま年収アップにつながる職種といえます。
参考:データサイエンティスト(職業情報提供サイトjobtag・2026年8月時点)
データサイエンティストの給料が高い理由は、高度な専門性・ビジネスへの大きなインパクト・深刻な人材不足の3つです。
いずれも一時的な要因ではないため、高年収の傾向は当面続くと考えられます。
データサイエンティストには、統計学、プログラミング(主にPython, R)、SQLによるデータベース操作、機械学習、ビジネス知識といった高度な専門スキルが求められます。
これらのスキルを習得するには多大な時間と努力が必要であり、それに見合った報酬が支払われる傾向にあります。
データサイエンティストは、企業の意思決定に直結するデータ分析を行います。
その分析結果は企業の収益や成長に大きな影響を与えるため、企業はデータサイエンティストに高い報酬を払う傾向にあります。
データサイエンティストの需要は非常に高く、優秀な人材の獲得競争が激化しています。
一方で、供給は需要に追い付いていないのが現状です。
経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)では、2030年にIT人材が最大約79万人不足すると試算されており、不足の中心はAI・データ分析を担う先端IT人材とされています。
この需給のアンバランスが、データサイエンティストの年収を押し上げる要因の1つになっています。
データサイエンティストの需要は今後も高い水準が続くと考えられます。
今は年収が高いといえるデータサイエンティストですが、将来性の観点からも見てみましょう。
AIやビッグデータの活用は今後さらに進むと予想されており、データサイエンティストの需要は高まり続けると考えられています。
ChatGPTをはじめとする生成AIの普及で分析作業の一部は自動化されつつありますが、「何を分析すべきか」という課題設定や、分析結果をビジネスの意思決定につなげる役割は人間にしか担えません。
これにより、データサイエンティストの市場価値は維持または上昇すると予想されます。
データサイエンティストは、企業のDXを推進するうえで重要な役割を担っています。
今後もDXへの取り組みは加速すると予想されるため、データサイエンティストの需要は高まり続けるでしょう。
未経験からのスタートでも、努力次第で高年収を狙うことは可能です。
データサイエンティストの高い年収に魅力を感じ、未経験から目指す方も多いでしょう。
ただし、次の3点には注意が必要です。
データサイエンティストに必要なスキルを1から習得するには、相応の時間と努力が必要です。
特に、Pythonなどのプログラミングや統計学といった専門スキルは、独学では習得が難しい場合もあります。
データサイエンティストとして高い年収を得るためには、実務経験を積み重ねることが重要です。
未経験からのスタートでは、まずは経験を積むことにハードルがあります。
スキルアップをしつつ、現場での経験を積めるように工夫する必要があります。
データサイエンスの分野は常に進化し続けています。
高年収を維持するためには、常に最新の技術やトレンドをキャッチアップし、スキルアップを継続する必要があります。
自己学習や社外の勉強会などに積極的に参加することもいいでしょう。
キカガクの受講生にも、未経験からデータサイエンティストへのキャリアチェンジを実現した方がいます。
データサイエンティストとして年収をさらに上げるには、専門性・ビジネス理解・マネジメント・最新技術の4つの軸で市場価値を高めることが有効です。
ここでは、それぞれのポイントを解説します!
特定の領域やスキルに特化し、その分野での専門性を高めることが重要です。
例えば、自然言語処理や画像認識などの分野で高い専門性を持つデータサイエンティストは、より高い年収を得られる可能性があります。
スキルの証明として、次のような資格・実績も有効です。
データサイエンティストには、データ分析の結果をビジネスの意思決定に活かす能力が求められます。
ビジネスの文脈を理解し、データ分析の結果を実践に落とし込む力を身につけることが重要です。
プロジェクトリーダーやマネージャーとしてリーダーシップを発揮できるデータサイエンティストは、より高い年収を得られます。
チームをまとめ、プロジェクトを成功に導く能力が求められます。
データサイエンスの分野は常に進化し続けています。
生成AIの活用をはじめ、最新の技術やツールを積極的に学び、自らのスキルを更新し続けることが重要です。
データサイエンティストは、リモート勤務やフレックスタイム制度など、働き方の柔軟性が高いことも魅力です。
年収だけでなく、条件面もあわせて確認しておきましょう。
データサイエンティストの業務は、基本的にパソコンを使用します。
そのため、多くの企業でリモート勤務が導入されています。
自宅やコワーキングスペースなど、自分に合った環境で仕事ができるため、仕事とプライベートのバランスを取りやすいというメリットがあります。
ただし、リモート勤務の導入状況は企業によって異なります。
セキュリティの観点からリモート勤務を認めていない企業もあるため、注意が必要です。
データサイエンティストの業務は、アウトプット重視の性質上、フレックスタイム制度を導入している企業も多いです。
自分の生活スタイルに合わせて働く時間を調整できるため、仕事とプライベートの両立がしやすくなります。
また、集中して作業に取り組める時間帯に仕事をすることで、生産性の向上にもつながります。
ただし、フレックスタイム制度の導入状況も企業によって異なります。
コアタイムが設定されている場合や、制度自体が導入されていない企業もあるため、事前の確認が必要です。
この記事のまとめ
本記事では、データサイエンティストの年収について、複数の調査結果をもとに詳しく解説してきました。
データサイエンティストの平均年収は総じて高く、年収1,000万円以上の高年収層も一定数存在します。
未経験からデータサイエンティストを目指す場合でも、スキルと経験を積み重ねることで高年収を狙うことは十分可能です!
ただし、スキルの習得には時間がかかり、実務経験の積み重ねとスキルアップの継続が必要不可欠なことは押さえておきましょう。
(関連記事:データサイエンティストとは?仕事内容、年収や必要なスキルについて解説!)
調査元により約539万〜748万円です(求人ボックス 約748万円・2026年7月時点/doda 539万円・2025年12月発表/jobtag 611.9万円・令和7年調査)。
いずれも日本の全職種平均(429万円)を大きく上回ります。
統計学・Python・機械学習などの高度な専門性が必要なうえ、分析結果が企業の意思決定や収益に直結し、さらに人材の供給が需要に追い付いていないためです。
なれます。
ただしスキル習得に時間がかかるため、Python・統計学などの基礎を体系的に学び、実務経験を積める環境へ計画的にステップアップすることが重要です。
目指せます。
求人ボックス(2026年7月時点)の給与幅は上限1,378万円、jobtagのITSSレベル5以上の水準は700〜1,100万円で、高い専門性やマネジメント経験を持つ人材は年収1,000万円超も現実的です。
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