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AI エンジニアはやめとけと言われる理由。本当にやめておいたほうがいいのか

AI エンジニアはやめとけと言われる理由。本当にやめておいたほうがいいのか

キカガクでエンジニア・デジタルマーケターをしている高橋です!

AI エンジニアはやめとけ。誰が言い出したのでしょうか。しかし、本当にやめておいたほうがいいのかと不安になっている人がいるのも事実です。

この記事では AI エンジニアになるのはやめておいたほうがいいのか、詳しく解説します!

AI エンジニアがやめとけと言われる理由

AI エンジニアを目指すことに対して、「やめとけ」と言われることがあります。そう言われている理由として次の 4 つが挙げられます。

学習難易度が高い

AI エンジニアになるためには、機械学習やディープラーニングなどの高度な技術を学ぶ必要があります。

これらの技術は数学的な基礎知識や、プログラミングスキルが求められるため、学習難易度が高いと言われています。

特に、数学が苦手な人にとっては、AI の理論を理解するのは苦労することが多いでしょう。

また、プログラミング未経験者は、一からプログラミング言語を学ぶ必要があるため、ハードルが高く感じられるかもしれません。

最新技術のキャッチアップが大変

AI 分野は技術の進歩が著しく早いため、常に最新の技術動向をフォローし、学び続ける必要があります。

新しいアルゴリズムやフレームワークが次々と登場する中で、それらを理解し、実装できるようにするには、多くの時間と努力が必要です。

また、最新の技術を学ぶためには、英語の論文や技術ドキュメントを読むこともあります。

翻訳ツールがあるとはいえ、難しそう!無理!と思う人にとってはハードルが高いと言えるでしょう。

今から学んでも置いていかれる

AI 分野は日進月歩で進化しているため、今から学び始めても、すぐに置いていかれてしまうのではないかという不安があります。

確かに、AI 分野では常に新しい技術が生まれており、それらを吸収し続ける必要があります。

しかし、これについては安心してください。基礎となる理論やアルゴリズムは変わりません。一度しっかりと基礎を学べば、新しい技術にも対応しやすくなるでしょう。

また、AI エンジニアは今後ますます需要が高まると予想されているため、今から学んでもキャッチアップできない、ということはないと言えます。

生成 AI に代替される可能性がある

昨今、ChatGPT をはじめとした生成 AI が話題となっています。生成 AI によって自然言語処理や画像生成など、様々なことが高い精度でこなすことができるようになってきました。

これにより、AI 開発の一部が AI に代替されることへの懸念が生まれています。つまり、AI エンジニア自身が AI に仕事を奪われてしまうのではないか、という不安です。

しかし、生成 AI はあくまでもツールの 1 つに過ぎません。生成 AI を活用し、ビジネス課題を解決するのは人間の仕事です。

AI エンジニアには、ビジネスの文脈を理解し、適切な AI モデルを設計・実装する能力が求められます。

また、生成 AI の発展に伴い、より高度な AI 技術が求められるようになるでしょう。つまり、AI エンジニアの仕事はなくならない、むしろ高度化していくと考えられます。

こちらの章について、より詳しく次の記事でも解説しています。ぜひご覧ください!

本当にやめておいたほうがいいのか

前述したように、AI エンジニアを目指すにあたっては、いくつかの障壁があることは事実です。

しかし、それでも AI エンジニアを目指す価値は十分にあると言えます。

将来性が高い

AI は今後ますます社会に浸透していくと予想されています。産業のデジタル化が進む中で、AI を活用したソリューションへの需要は高まる一方です。

AI エンジニアは、社会のデジタル化を支える重要な役割を担っています。

今後、AI エンジニアの需要は更に高まることが予想され、長期的なキャリアの安定性が期待できます。

年収が高い

AI エンジニアは高度な専門性が求められる職種であるため、それに見合った報酬が期待できます。

実際、国内の AI エンジニアの平均年収は 598 万円程度と言われています(出典:求人ボックス)。この金額は、全職種の平均年収よりも高い水準にあります。

特に、AI スタートアップでは、優秀な人材を確保するために高い報酬を提示するケースもあります。AI 分野でのスキルを磨けば、高い報酬を得られるでしょう。

AI エンジニアの年収について、もっと知りたい!といった方は次の記事もご覧ください。

難易度が高いからこそ差をつけやすい

先ほど、AI エンジニアになるための学習難易度が高いと説明しました。機械学習やディープラーニングなどの高度な技術を習得する必要があります。

しかし、裏を返せば、この難易度の高さが AI エンジニアの価値を高めているとも言えます。

AI エンジニアに必要なスキルを身につけることができれば、他の人との差別化が可能です。

例えば、機械学習のコンペティションプラットフォームである Kaggle での実績は、AI エンジニアとしての能力を示すひとつの指標と言えます。

Kaggle での上位入賞経験は、就職や転職の際に大きなアピールポイントとなります。

また、AI エンジニアは技術だけでなく、ビジネス課題を解決する力が求められます。技術とビジネスの両方を理解し、課題解決に導くことができれば、他のエンジニアとは一線を画す存在になれるでしょう。

難易度が高いからこそ、そのスキルを身につけた人材は希少価値が高くなります。

やめておいたほうがいい人の特徴とは

AI エンジニアは将来性が高く、やりがいのある職種ですが、全ての人に適しているわけではありません。

次のような特徴を持つ人は、AI エンジニアを目指すことを再考したほうがよいかもしれません。

論理的思考が苦手

AI エンジニアには、論理的思考力が求められます。機械学習モデルの設計や、データ分析には、論理的に物事を考える力が必要です。

数学的な思考や、プログラミングにおけるロジックの構築が苦手な人には、AI エンジニアの仕事はハードルが高いと言えるでしょう。

AI エンジニアを目指すなら、論理的思考力を鍛える必要があります。

流行りだから、というだけの理由

AI ブームに乗って、「流行りだから」という理由で AI エンジニアを目指すのは避けたほうが賢明です。

確かに、AI エンジニアは注目を集めている職種ですが、それだけでは長続きしません。

AI に対する深い興味や、技術への探究心がないと、学習を続けるのは難しいでしょう。

学習習慣がない

AI エンジニアには、常に学び続ける姿勢が求められます。AI 分野は技術の進歩が早いため、最新の技術動向を追い続ける必要があります。

学習習慣がない人、新しいことを学ぶことが苦手な人には、AI エンジニアはハードルが高いでしょう。

AI エンジニアを目指すなら、自ら学ぶ習慣を身につける必要があります。

人とコミュニケーションを取りたくない

AI エンジニアの仕事は、チームでのプロジェクト遂行が中心となります。

アイデアを出し合い、議論を重ねて、最適なソリューションを生み出すには、チームメンバーとのコミュニケーションが欠かせません。

人とのコミュニケーションが苦手な人、チームワークを好まない人には、AI エンジニアの仕事はストレスになるかもしれません。

AI エンジニアを目指すなら、コミュニケーション能力を磨く必要があります。

AI エンジニアは目指す価値のある仕事

ここまで読んで、AI エンジニアはやめておいたほうがいいのか、どう感じられましたか?

AI エンジニアは、社会のデジタル化を支える重要な役割を担っています。

適性や情熱がある人にとっては AI エンジニアは目指す価値のある仕事だと思っています。

この記事が参考になれば幸いです!